不動産売却時に多くの方が考える「リフォーム」。
物件によってリフォームをしたほうが不動産売却に有益になる場合もありますし、反対にそうではない場合もあるため、ケースによって適切に判断する必要があります。
今回は、不動産売却とリフォームの関係について見ていきたいと思います。
そもそも不動産売却前にリフォームをする必要性はあるの？
部分的なリフォームや大規模なリフォームなど、リフォームの種類にもいろいろなものがある昨今。
賃貸物件でもリフォーム済みの物件は多く見られますし、売り出し中の中古住宅の広告でもリフォーム済みと記載があるものが多くありますよね。
しかし、不動産売却をする売主側として考えたいのは、売却前のリフォームの必要性です。
不動産売却を検討中の方のなかには、リフォームをすることで住宅の見栄えが良くなり、高値での売却が可能になると感じている方も多いと思います。
ですが、実はリフォームにかかった費用を売却価格として回収できるとは限らず、結果的にマイナスとなってしまうこともあるのです。
その理由は、そもそも中古住宅を探している方は、物件を購入後に自分たちでのリフォームを視野に入れている方がほとんどだということ。
また、リフォームをするにはある程度の時間がかかるため、リフォームをしている最中に売り時を逃してしまうことなども考えられます。
きちんと知ろう！不動産売却に有効なリフォームの種類とは
基本的に、不動産売却の前には、見栄えをよくするリフォームや設備を一新するような大規模なリフォームではなく、問題のある箇所を補うような簡易リフォームがおすすめとなります。
また、簡易リフォームを視野に入れる場合も、実際にリフォームをした方が売却に有効かどうかについては、不動産の立地条件・築年数・広さ・間取り・現在の設備の状態などにも関係してきます。
売却を検討している不動産に簡易リフォームが必要かどうかは、自分たちで判断せずに、査定を依頼する不動産会社に相談してみるのがおすすめです。
プロ目線で物件を見てもらうことで、またハウスクリーニングなどの掃除を徹底するだけで効果が期待できる場合や、リフォームをするべきなのかわかるはずです。
室内の状態が著しく悪い物件などは、一般的な売却を取るのではなく、不動産会社に買取を依頼するという方法もあります。
どうしてもリフォームなしでの売却が難しそうだという場合などは、ぜひ買取も検討してみましょう。
