総務省による住宅・土地統計調査によれば、日本の空き家の総数は、846万戸だと言われています。
空き家をお持ちの方の多くが、手間やコストが理由で放置しているのが現状です。
本記事では、空き家を放置することで生じるデメリットや売却の方法を解説します。
空き家を放置するデメリットを解説
空き家を放置するデメリットとして、3つ挙げられます。
1つ目は、老朽化が進み資産価値が低下する点です。
家は人が住んでいないと、換気や修復が行われないので老朽化が加速します。
老朽化した家は、資産価値が大幅に下がってしまうので、売却する際には安い金額になり、売れない場合は解体するしかありません。
次に2つ目は、犯罪に利用されたり、巻き込まれてしまうリスクが生じます。
空き家の住所を詐欺の拠点として利用されたり、放火犯が火をつけるケースが過去にありました。
そして、3つ目のデメリットは、近隣トラブルの原因になるリスクです。
放置された空き家は、野犬や野良猫などの野生動物の住処にされやすく、鳴き声やにおいなどで近隣住人とのトラブルになる可能性があります。
また、劣化した建築資材が近隣の家を破損させたり、人にあたってしまうなどのトラブルが起こるかもしれません。
放置した空き家にかかる税金について
空き家を所有している間は、毎年、固定資産税と都市計画税が課せられます。
固定資産税とは、不動産所有者に対して課せられる税金で、すべての土地や家屋が対象になります。
一方で、都市計画税とは、地域の市街化区域内にある土地や家屋に課税される目的税です。
この2つの税金で意識しなければいけないのは、場合によっては固定資産税が増える可能性があります。
それは市町村によって、特定空き家に認定されてしまったら通常適用されている特別控除が外されてしまい、固定資産税が大幅に増えてしまうためです。
放置した空き家の売却方法やそれぞれのメリット
空き家は、住む人が現れなければ、早めに売却したほうがベストです。
ここでは、2つの売却方法とそれぞれのメリットをご紹介します。
古家付きの土地として売却
築年数が経過した家を売るテクニックで、土地物件だけど古い建物が残っていると表現して、土地の方に目を向けるやり方です。
メリットは、空き家の取り壊し費用がかからないこと、そして、更地の土地を持つよりも固定資産税が1/6になることです。
更地にして売却
空き家を解体して、きれいな更地にして売却する方法です。
解体費用を負担する必要がありますが、更地の方が早く購入者が見つかる可能性が高いというメリットがあります。
まとめ
所有している空き家を放置したままにすると、犯罪の温床や近隣住人とのトラブルの原因になるリスクがあります。
市町村に特定空き家認定されてしまうと、多額の税金を課せられるかもしれません。
そうならない為に、空き家は放置せずに、住人を見つけるか売却することをおすすめします。
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