休みの日には、歴史を感じられる場所へ行くのも楽しいですよね。
歴史を学ぶことで、地域の伝統や文化についても勉強になります。
埼玉県狭山市内で、歴史や文化を感じられる場所を訪れるのであれば、七曲井がおすすめです。
今回は、七曲井とはどのようなスポットかご紹介します。
交通アクセスにも触れるので、埼玉県狭山市への居住をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
埼玉県狭山市にある七曲井とは
七曲井とは、すり鉢の形をした古代の井戸で、「ななまがりのい」と読みます。
昭和45年に発掘調査が実施され、すり鉢部分の上部直径が18から26m・底部直径が5m・深さが11.5mで、井筒部がほぼ中央に位置しており、松材で組んだ井桁からなることが判明しました。
くわえて、井戸へ降りる通路についても北側に入口が設けられ、上縁部では階段状、中部から底部にかけては曲道となっていることも判明しました。
しかし、これまで繰り返し修理がおこなわれたために井戸がつくられた時期は明確でなく、史料によると最後の改修が宝暦9年とされています。
また、七曲井がつくられた経緯は、当時水不足に悩んだ住民が、井戸を掘ろうと計画したものの、技術が未熟だったため地面をすり鉢状に広く掘り下げ、斜面に小道をつけて最深部に井戸枠を設けたと考えられています。
すり鉢状の井戸では、既存する県内唯一の遺構です。
井戸の竪堀り技術が確立する以前につくられた井戸として、昭和24年には埼玉県の史跡に指定されています。
なお、すぐそばには建仁2年に創立されたと言い伝えられる常泉寺観音堂もあり、なかに安置されている本尊の「木造聖観世音菩薩坐像」は狭山市の指定文化財です。
毎年1月11日には「観音待ち」と呼ばれるお祭りがおこなわれ、市指定文化財である入曽囃子が上演されます。
埼玉県狭山市にある七曲井への交通アクセス
七曲井は、あたりに茶畑が広がる入曽駅から、北におよそ500mにある、不老川のほとりに位置しています。
入曽駅から徒歩でおよそ7分ほどで到着するので、交通アクセスが良好という口コミもあり、気軽に訪問できるお出かけスポットといえるでしょう。
●所在地:埼玉県狭山市北入曽1366
●営業時間:24時間
●定休日:なし
●交通アクセス:西武新宿線「入曽駅」から徒歩約7分
●駐車場:なし
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まとめ
以上、埼玉県狭山市で歴史に触れられるスポットとして、七曲井をご紹介しました。
七曲井は、県指定の文化財であるすり鉢状の井戸で、最後に改修されたのは宝暦9年と、長い歴史のある史跡です。
入曽駅から徒歩圏内に位置しているので、交通アクセスが良いのも魅力です。
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