不動産を売るときは、まず査定価格を算出してもらいます。
査定価格は不動産会社によって違うこともありますから、どのようにして決まるのかを知っていると、算出の根拠を聞いたときに理解しやすいでしょう。
そこで今回は、入間市・狭山市・飯能市で不動産の売却をご検討中の方に向けて、査定価格の算出方法や査定における注意点をご説明します。
不動産を売却するときは知っておきたい!査定価格の算出方法とは?
不動産を売ることにしたら、まず不動産会社に査定してもらい、その結果を基にして売却価格を決めます。
算出には以下の方法がありますので、それぞれについて理解しておきましょう。
原価法
主に一戸建てに用いられる方法です。
「今ある建物を壊して同じ建物を建て直すとすると、費用はいくらかかるのか」との考え方によって算出します。
そして、築年数から考えられる価値の低下を差し引く「減価修正」をして、価格が決まります。
取引事例比較法
売却する不動産の条件に近い物件が、過去にどのくらいの価格で取引されたのかを基にする方法です。
土地やマンションの場合は、こちらの方法を使います。
近隣の他にも、似たようなエリアの事例を参考にすることがあります。
収益還元法
投資用の不動産を査定するときに使われる方法で、その収益力に基づいて査定します。
DCF法と直接還元法があり、DCF法は精度が高い反面計算が複雑なので、直接還元法を採用するほうが一般的です。
不動産の売却で算出してもらった査定価格に関する注意点とは?
査定を依頼するときは、不具合などについても不動産会社にきちんと伝えることがポイントです。
物件の正確な状況がわからないと、精度の高い査定価格を出してもらえないからです。
また、売却するにあたって修繕やリフォームが必要かどうかもアドバイスしてもらえます。
リフォームなどは、必ずしも行ったほうがよいとは限らず、その必要性にはいろいろな要素が関係します。
高額な費用がかかることですから、自分だけで判断せず、プロの意見を参考にしながら決めるとよいでしょう。
また査定価格は、そのまま売却価格となるわけではなく、基となる金額であることが注意点です。
ですから、査定価格が高いだけの理由で不動産会社を選ばないことが大切です。
適正価格より高い値段を付けても、なかなか売れずに値下げすることになってしまいます。
自分でも周辺の相場を調べて査定価格とチェックしたり、その金額を算出した根拠をきちんと説明してもらったりして、納得できた会社と媒介契約を結ぶようにしましょう。