埼玉県飯能市は都心からのアクセスも良く、住みやすいエリアとして人気を集めていますが、飯能市の魅力はそれだけではありません。
あまり知られてはいませんが、史跡や旧跡、重要遺跡などが数多く点在している地域でもあるのです。
そこで今回は、史跡にスポットを当てて、飯能市にある「本郷大六天青石塔婆と樫樹」の概要とアクセス情報をご紹介します。
飯能市にある「本郷大六天青石塔婆と樫樹」とは?
「本郷大六天青石塔婆と樫樹」とは、白樫の木とその根元に食い込んだ2基の板石塔婆のことです。
昭和34年12月1日には、市指定の史跡として登録されました。
白樫の幹は落雷によって空洞になっていますが、今でも圧倒されるような存在感を放っています。
2基の板石塔婆の像立年代は摩滅によって明確ではありませんが、原市場西光寺にある初期板石塔婆と似ていることから、1260年代前後のものではないかと考えられているようです。
また、2基の板石塔婆は、畠山重忠の墓なのではないかという伝説もあります。
畠山重忠とは、平安時代末期から鎌倉時代初期に幕府創業の功臣として重きをなした武将で、史実上は神奈川県の二俣川で討たれていますが、家臣が重忠の遺骸をこの地に葬ったということです。
飯能市にある「本郷大六天青石塔婆と樫樹」のアクセス情報
本郷大六天青石塔婆と樫樹は、埼玉県飯能市飯能にある貴重な史跡です。
西武池袋線飯能駅から車で約5分、徒歩でも約20分と、とても足を運びやすい場所に位置しています。
飯能駅からは路線バスが出ているので、徒歩での移動が難しい方でも容易に移動することが可能です。
飯能駅から路線バスを利用する場合には「岩根沢」で下車しましょう。
本郷大六天青石塔婆と樫樹は、市立飯能西中学校の校庭の南側に位置しており、近隣にある民家の塀には目印が表示されています。
目印を頼りに進んでいくと「大六天神社」の神額のかかった鳥居が見え、さらにその先へと進むと、本郷大六天青石塔婆と樫樹に到着です。
また、実際に訪れた方の口コミとして「市立飯能西中学校の南側のどのあたりかわかりづらく、探すことに苦労した」というのもあります。
本郷大六天青石塔婆と樫樹までの道のりは、民家と民家の間を進んでいく必要があるので、これから足を運ぶ方は道に迷わないように注意しましょう。
本郷大六天青石塔婆と樫樹のアクセス
●所在地:埼玉県飯能市大字飯能
●アクセス:西武池袋線飯能駅より徒歩約20分
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