不動産を相続する方は、空き家になるリスクを理解しておきましょう。
住む予定のない住宅は早めの売却がおすすめです。
また、終活の際にどのような対応を選んだらいいのか、親族で話し合うといいでしょう。
終活のポイントと空き家になった場合の対処法についてご紹介します。
空き家になった場合の管理方法
相続した不動産が空き家になったら、適切な管理をしなければなりません。
普段の管理としては、換気・通水・掃除などがあげられます。
換気をする理由は、家が傷む原因が湿気だからです。
誰も住まない家になると家が傷みやすいと言われるのも、室内にこもった湿気が原因となります。
家の柱など見えない部分には木材が使われており、定期的な換気で湿気を逃がす必要があります。
また、通水する理由は、水道管内部が錆びてしまわないようにするためです。
水道管が錆びると高額な交換費用がかかります。
さらに排水溝内部が乾くと空き家の悪臭にもつながるため注意が必要です。
掃除の必要性は、雑草を処理して害虫を防ぐためです。
相続した不動産が空き家になる恐れがあるなら、終活のひとつとして相続人の誰が管理をしていくのか話し合うといいでしょう。
空き家状態で放置した場合のデメリット
相続した不動産をそのまま放置すると、複数のデメリットがあります。
デメリットとしてあるのは、価格の下落リスク・所有者の責任リスク・特定空き家に指定されるリスクです。
そのまま放置すれば家が傷みやすくなり、不動産価値が下がってしまうでしょう。
また、建物を適切に管理しない状態で倒壊してしまうと、相続した所有者の責任が追及されます。
台風などの自然災害で屋根が飛ぶ、地震でブロック塀が崩れるなどの問題もあるでしょう。
最後の特定空き家に指定されるリスクは、最悪の場合、強制的に建物を取り壊さなければならない場合もあります。
取り壊し費用は持ち主負担で、費用を負担できないと公売になるため注意が必要です。
同じく、終活の際に十分話し合っておいてください。
空き家状態にしないための解決策
相続により誰も住まないリスクがあるなら、終活の一環として親族で話し合っておき、解決策を見つけるようにしてください。
解決策としては、解体・売却・リフォームがあります。
終活の話し合いで誰も管理できないなら、早めの解体や売却を検討しましょう。
また、リフォームして事業用として貸し出すという方法もあります。
相続した方が居住できなくても、誰かが住んで管理できればリスクを減らすことは可能です。
まとめ
終活の際には、誰も使わない家をどうするのか解決策を話し合っておきましょう。
相続した親族が対応できない場合は、話し合いの後、早めに解決することがおすすめです。
不動産によっても適切な対処法が異なるため、対応で悩んでいる場合はぜひ弊社へご相談ください。
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