不動産を購入される際は建物構造についても気になるものではないでしょうか。
今回は鉄骨鉄筋コンクリート造の建物について解説します。
鉄骨鉄筋コンクリート造のメリットやデメリット、どんな方におすすめなのか解説していきますので、不動産の建物構造をどうするか迷っている方はぜひ参考にしてください。
鉄骨鉄筋コンクリート造という建物構造で得られるメリット
鉄骨鉄筋コンクリート造という建物構造で得られる最大のメリットは「高い安全性」です。
鉄骨鉄筋コンクリート造の耐震性や耐久性は他のあらゆる建物構造と比較しても高く、安心して暮らすことができるでしょう。
鉄筋コンクリート造のメリットでもある防音性についても、鉄骨鉄筋コンクリートは性能が高いのがメリットです。
鉄骨鉄筋コンクリート造という建物構造に潜むデメリット
鉄骨鉄筋コンクリート造という建物構造の大きなデメリットは「あらゆる建物構造と比較して、建築費用が高い」ということです。
鉄骨鉄筋コンクリート造の建物は重量もあるため、地盤改良工事が必要となるケースも少なくなく、そうなるとますます費用がかかります。
また、鉄骨鉄筋コンクリート造はWi-Fi電波が入りにくく行き渡りにくいということもインターネット環境が重要になっている近年ではデメリットとなるでしょう。
さらに、鉄骨鉄筋コンクリート造の集合住宅の場合は戸境壁のコンクリートが薄いと、せっかくの防音性能を生かせないという点も注意が必要です。
防音性能を得るためには、最低でも戸境壁に180mm以上の厚みのコンクリート壁が必要ですので、しっかりチェックしましょう。
鉄骨鉄筋コンクリート造という建物構造をおすすめできる方とは？
鉄骨鉄筋コンクリート造の建物構造は安全性や防音性がありますが、コストもかかるため、「コストをかけてでも安全性や防音性の高さをとくに重視したいと考える方」にはおすすめです。
ただ、この条件に当てはまっても「Wi-Fi電波が快適に使えないことを許容できない方」にはおすすめできません。
鉄骨鉄筋コンクリート造という建物構造においてのインターネット環境は「有線接続にする」「鉄骨鉄筋コンクリート内でも電波がとおりやすいLTE回線を使う」などの工夫をする必要がありますので、そうした工夫ができるかどうかも考えましょう。
まとめ
今回は鉄骨鉄筋コンクリート造という建物構造について、そのメリットとデメリット、どんな方におすすめなのかを解説しました。
デメリット部分が問題ないと感じられる方にはおすすめできる建物構造ですので、ぜひ前向きに検討してみてください。
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