不動産を売却する際、土地の面積を確定するために測量をおこなうのがおすすめです。
土地の面積に誤差があると資産価値にも影響するため、売却価格を正しく算出するためにも境界確定をおこないましょう。
そこで今回は入間市・狭山市・飯能市で不動産の売却をご検討中の方に向けて、不動産売却時に境界確定が必要な理由についてご紹介いたします。
不動産売却時には筆界と所有権界に誤差がないか確認しよう！
不動産を売却する際に測量が必要な理由は、土地の境界がわからなかったり評価額が高かったりすると、面積の誤差によって資産価値に影響が出る可能性があるためです。
境界には「筆界」と「所有権界」という2種類があります。
筆界とは法務局に登記された土地の境界のことをいい、勝手に変更できません。
一方所有権界とは法的な裏づけがなく、土地所有者同士が都合に合わせて設定したものです。
この筆界と所有権界が異なると隣地とのトラブルに発展する可能性もあるので、しっかり境界を確定させることが大切です。
不動産売却時におこなう境界確定の図面の種類や費用は？
境界確定するために必要な測量図には、次の3種類があります。
現況測量図
現地で確認した境界線を参考にして作成された図面のことをいいます。
境界に接した土地や道路の所有者の立ち合いは不要ですが、不動産の売買契約には使用できません。
確定測量図
隣地の所有者の同意・立ち合いのもと境界確定された図面のことをいいます。
売買契約の際に必要な書類で、土地の所有者しか持っていないのが特徴です。
地積測量図
資格を持つ専門家が測量をおこない、法務局に登録される図面のことをいいます。
公的な図面なので売買契約時に確定測量図の代わりとしても使用できますが、以前は所有者の立ち合いが義務ではく、古い図面だと境界確定が曖昧な可能性もあるため、境界標の位置と図面に誤差がないか確認することが大切です。
測量にかかる時間や費用は？
測量にはおよそ1カ月から3カ月程度の時間と、35万から45万円程度の費用がかかります。
官有地が境界に接している場合は官民査定が必要なので、60万から80万円ほどになり、土地の形状が複雑などの理由がある場合はさらに時間と費用がかかることもあるので注意しましょう。
