不動産の売却は、タイミングの違いだけで価格が85%~110%変動すると言われています。
だからこそ、ベストなタイミングを見極めて、納得のいく価格で売却を成功させたいものです。
今回は、不動産売却に適したタイミングはいつであるか、いくつかのポイントとともに解説します。
今後、入間市・狭山市・飯能市で土地や物件を売却する予定のある方は、ぜひ参考にしてください。
不動産売却に適したタイミングを見極めるポイントとは?
相場が安い時期に購入し、高い時期に売るというのが不動産売却の理想です。
しかし、不動産相場の細かい変化を正確に見極めることはプロでも難しいため、最低限、購入時より相場が上がっていることを目安にタイミングを計るとよいでしょう。
また、売れ時は季節によっても変わってきます。
おすすめは、新年度に向けて住まいを探し始める方が多い1月~3月です。
加えて、会社から転勤の辞令が出される9月頃も、悪くないタイミングといえます。
さらに、売却する物件の築年数も大きなポイントです。
不動産は、建築から20年を過ぎると価値がほとんどない状態になると言われています。
だからといって売れないわけではありませんが、最適なタイミングとは言い難いでしょう。
とはいえ、築浅であればあるほど良いとも言えません。
築5年以内の物件だと価格が高くなりやすいため、買い手がつきにくい場合があります。
また、なかには「こんなに早く売却するのは物件に問題があったからでは?」と不安を覚える方もいらっしゃいます。
こういったことから、築年数10年~20年の物件の人気が高く、絶好のタイミングといえるでしょう。
不動産売却のタイミングは税金にも関わってくる?
不動産を売却し利益が出た場合、譲渡所得税として所得税や住民税が課税されます。
この税金を求める際に使う税率は、売却した不動産の所有期間によって変わるため、注意が必要です。
具体的に解説すると、5年以内の所有期間で売却した場合、所得税と住民税の合計税率が約39%であるのに対し、5年を超えた所有期間であれば約20%と、税率が19%も低くなります。
税率が低くなれば、その分支払う税金も安くなるため、特別な事情がなければ5年以上所有したうえでの売却がおすすめです。
また、この5年は、「取得した日から売却した年の1月1日まで」をカウントします。
自分では5年経過したと思っていても、年をまたがなければ5年を超えたとみなされない場合があるため、よく確認しましょう。