二世帯住宅の売却を検討している方のなかには、普通の住宅に比べると売れにくいことを想像している方がいらっしゃるかと思います。
実際に需要があまり多くないデメリットはあるものの、工夫すれば一般的な不動産と同様に売ることが可能です。
そこで、この記事では二世帯住宅を上手に売却するコツをご紹介します。
不動産のなかでも二世帯住宅が売却しにくい理由
二世帯住宅が普通の不動産よりも売却しにくい理由は、上記でも触れたとおり、需要があまり多くないからです。
一般的な核家族は、通常の住宅を探しますよね。
また、二世帯住宅を探していても、家族構成によってニーズが異なるため、なかなか売れにくいのです。
家族の人数が違うと、必要な間取りが変わってくるでしょう。
くわえて、通常の不動産よりも売り出し価格が高くなりがちです。
理由は、二世帯が暮らせるだけの間取りや設備が必要であるため、通常の住宅よりもコストがかかるからです。
そのため、売主もなるべく大きい金額での売却を考えるでしょう。
さらに、二世帯住宅が売りに出されることはまれなので、特別な事情があると疑問に抱く人が多いために売れ残ってしまうことも理由です。
離婚などの理由で売りに出すケースが多いため、警戒されがちな一面があると覚えておきましょう。
二世帯住宅を通常の不動産と同様に売却するポイント
二世帯住宅は、通常の不動産に比べると売却に時間がかかることを解説してきました。
しかし、上手に売り出すことで買い手に「こういう住宅に住んでみたい」と思わせることも可能です。
ここからは、二世帯住宅を売り出すときのポイントをご紹介します。
まずは、バリアフリーの状態をアピールすることです。
祖父母世帯と暮らしていた家は、高齢者が生活しやすいようにバリアフリーが整っています。
この設備をアピールして、年齢が上がっても住みやすい住宅だと思わせることがポイントです。
次に、シェアハウスへの転換が可能なことです。
部屋数が多いため、多くの人が暮らせますよね。
また、シェアハウスだとキッチンやバス、トイレが共用であることが一般的なので、問題がなく生活できます。
最後に、売却する価格は柔軟に考えましょう。
取得費用が大きいと、同じぐらいの価格を考えがちですが、こだわりすぎると売るタイミングを逃してしまいます。
そのため、プロの意見を聞いて、適切な価格で売り出すことがポイントです。