日本は高齢化社会と言われる現在、建物の老朽化による限界マンションが多くなっています。
放置してしまうとスラム化する場合もあるため早めに予防策を打たなければなりません。
予防策のひとつに売却方法があります。古くてもメンテナンス次第で活用することはできます。
今回は限界マンションとはなにか?築年数が経った物件の売却方法と予防策をご紹介!
限界マンションと呼ばれる築年数の目安と理由とは?
限界マンションとは、マンションに住む住民が高齢化により生活やマンションそのものが存続できない物件や建物として限界を迎えた物件のことです。
築年数の目安とは?
目安は、築30年ぐらいからといわれています。
ただし、30年築年数が経っているからといって限界マンションになるわけではありません。
管理やメンテナンスができていない物件が該当します。
築100年以上でもメンテナンス次第で維持可能です。
そのため限界マンションと呼ばれる目安はないのです。
老朽化して管理できないマンションが発生する理由とは?
老朽化して管理できないマンションが発生する理由には大きく2つあります。
●物件を維持するための管理費不足
●建物建て替えに対する法律
これらの背景には、高齢化が関わっています。
マンションでは、住んでいる人が管理費、修繕積立金を負担することで維持されています。
しかし、高齢者が多い物件の場合、負担金を支払えない人が多くいます。
また、死亡してしまい、相続人が分からず徴収できないケースもあります。
そういったケースが増えていくとしだいに管理の継続ができなくなります。
しだいに建物は老朽化し、建て替えをしたくても法律で区分所有者、議決権の5分の4以上賛成が必要なため安易にできません。
建替えの際は、住んでいる人の仮住まいに引っ越す代金やその間の家賃を補わなければならないのが理由としてあります。
限界マンションの売却方法とコツとは?
住んでいる物件が限界の状態に向かっているか気になったら、査定依頼してみましょう。
新しい入居者が見込めない物件は高い価格では売れません。
この場合の売却方法として、仲介会社などに依頼するといいでしょう。
また、見積りより上乗せする売却方法のコツとして一括査定などで物件の値段をリサーチし、交渉に使うといった手段もあります。
予防策とは?
立地条件の変化などによってあたらしい入居者がいない状態が続くと限界マンションになる傾向があります。
そのため費用の捻出と住人の賛成が得られるのであれば、建替えをするといいでしょう。
新しくきれいな物件であれば入居が期待できます。
そのため、さまざまな間取りを取り入れると単身に限定されないので入居者も増えるでしょう。