埼玉県入間市は、豊かな自然が多く便利な商業施設も揃っているため、住みやすさで人気が高いエリアです。
実は、入間市は数多くの文化財が点在している文化都市としても知られています。
とくに、国指定の重要文化財で知られる高倉寺観音堂と円照寺は、遠方から訪れる方も多い名刹です。
そこで今回は、高倉寺観音堂と円照寺の魅力について、くわしくご紹介します。
埼玉県入間市にある国指定文化財①高倉寺観音堂
曹洞宗の高倉寺は、室町時代初期に、観音堂として創始されたと言われています。
入間の風光明媚な高台に位置し、桜や銀杏など、四季の美しさが映える古寺です。
左右に阿形龍・吽形龍の木彫りが置かれた山門には、釈迦如来像と十六羅漢像が安置されています。
また、大きな本堂の奥にある裏参道は、天気の良い日に秩父連峰や赤城まで見渡せるスポットで、入間市景観50選としても有名です。
国指定の重要文化財である高倉寺観音堂は、本堂の手前にあります。
高倉寺観音堂は、鎌倉直系の中世禅宗様建築を今に伝える重要な建築物であり、特徴的な総反りの軒や内部の化粧屋根裏も見どころのひとつでしょう。
こうした文化財は、鎌倉禅宗文化が地方にまで展開したことを示す貴重な史跡として、入間の地で守られ続けているのです。
高倉寺観音堂 基本情報
●所在地:埼玉県入間市高倉3-3-4
●アクセス:国道16号河原町交差点を八王子方面に向い、一つ目の信号(約1キロメートル先)を右折し、約500メートル先を右折。
埼玉県入間市にある国指定文化財②円照寺
円照寺は、三尊を本尊とする真言宗の寺で、鎌倉時代に和歌山県の高野山から丹生明神をこの地に勧進して来たのがその由来とされています。
参道の左右には大きな池があり、赤い橋がかかる弁天堂やのびのびと泳ぐ鯉、水面に浮かぶ水蓮は口コミでの評判も高く、見どころのひとつです。
この弁天堂には、武蔵野七福神である弁財天が祀られています。
そして、池の先にある寄棟造りの不動堂は、質素な軒周りの彫刻が特徴で、市指定の文化財としても有名です。
見どころの多い円照寺には、国指定の文化財である板碑(石造の卒塔婆)があります。
この板碑は、武蔵武士である丹党加治氏や円照寺の歴史を今に伝える大切な遺物です。
板碑には、鎌倉幕府が滅亡した日付が刻まれていることからも、鎌倉幕府の歴史を物語る証人として全国的にも高い知名度を誇ります。
通常、石碑は非公開ですが、入間市博物館で鎌倉幕府滅亡の日付が刻まれた実物大のレプリカを見学してみても良いでしょう。
円照寺 基本情報
●所在地:埼玉県入間市野田158
●アクセス:元加治駅前から入間市駅方面に向かい、線路沿いを150メートルほど進み、踏切を渡るとすぐ右手に「円照寺」がある。
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まとめ
文化都市として知られる埼玉県入間市には、数多くの文化財があります。
なかでも、国指定の文化財がある高倉寺観音堂と円照寺は、それぞれに見どころも多く、当時の歴史を今に残す貴重な場所として地域住民からも親しまれているのです。
入間市に住むならば、この地の歴史を物語る文化財をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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