所有している不動産を現金化したいとき、多くの人は売却を考えます。
しかし、いま住んでいる家から出ていくのも大変です。
そんなとき「リースバック」をすれば、不動産を売却しても同じ家に住み続けられるメリットがあります。
ただし、リースバックでよく起きるトラブルや注意点もあるので、事例をもとに対策方法などをご紹介します。
リースバックをおこなう際のトラブルと注意点
リースバックとは、いま住んでいる家を売却して、買主から改めて借りる方法です。
売却によりまとまった現金を手にでき、さらに家から引っ越すことなく住み続けられます。
そんなリースバックですが、トラブルや注意点もあります。
たとえば、リースバックの買取価格は通常よりも低く設定されているため、相場よりも低くなる可能性があるのです。
また、リース後に買い戻しをしたいと考える方もいますが、買戻価格は買取価格の1.1倍~1.3倍以上に設定されるので、多くの資金が必要です。
さらに賃貸期間は基本的に2年以内の契約もあるので、その場合は2年が過ぎたら退去しなければなりません。
これらの注意点を知らずにリースバックをすると、トラブルになりかねないので気をつけましょう。
リースバックでよく起きるトラブル事例
リースバックとは新しい仕組みなので、まだ経験が少ない方法でもあります。
そのためトラブルが起きることも少なくありません。
たとえば入居者の承諾を得ずに、当初設定された家賃を勝手に引き上げられる、不動産を勝手に売却されるというトラブルがあります。
また、不動産の買い戻し価格が法外と言えるほど高く設定されてしまい、実際には買い戻せないという事例もあります。
さらに賃貸借期間が「定期建物賃貸借契約」の場合、更改しなければ期間満了時に退去を求められるでしょう。
そして、リースバック契約が結ばれていることを知らずに相続した所有者が、急に退去を求めてくる事例もあります。
リースバックのトラブル対策
リースバックによるトラブルを回避するには、信頼できる不動産会社を選び、取引相手と契約条件をしっかり確認し合うことが重要です。
また、家賃水準・賃貸期間・買い戻しの条項などは、契約書やその他の書面に残しておくと、トラブル対策となります。
そして、契約に関して相手にすべて任せるのではなく、自分でも成約事例や相場、不動産の適正価格などを調査すると良いでしょう。
周りにある同等な条件の物件から家賃相場を調査して、高額な家賃を設定されないようにするのも1つの対策です。
まとめ
リースバックは、まとまった現金を手にできるうえ、そのまま賃貸物件として家に住み続けられるメリットがあります。
しかしトラブルが起きることもあるので、契約前に必ず適正価格やその後の契約内容などを調査し、取引相手と共に確認し合うようにしましょう。
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