銀行などから住宅ローンの融資を受けてマイホームを購入した場合、長期間の返済が必要になります。
繰り上げ返済が可能な場合、返済を長く続けるよりもメリットがあることから、検討してみるのがおすすめです。
そこで今回は、繰り上げ返済とはどのようなものなのか、大きな効果が見込めるタイミングや注意点を解説します。
住宅ローンにおける繰り上げ返済とは
住宅ローンの繰り上げ返済とは、融資を受けた当初の返済計画を前倒しして、早く返済をおこなうことを指します。
この繰り上げ返済をおこなうと、元金はもちろんのこと、元金にかかる利息も減ることから、返済総額が減ることがメリットです。
繰り上げ返済には、返済期間を減らす期間短縮型と、返済期間は変えずに毎月の負担額を減らす返済額軽減型の2種類があります。
両者を比較してみると、利息軽減の効果は、返済額軽減型よりも期間短縮型のほうが大きくなります。
住宅ローンで繰り上げ返済の効果が大きくなるタイミング
繰り上げ返済をおこなう場合、実施は早ければ早いほど負担軽減効果は大きくなります。
これは、早めに返済したほうがその後に支払う利息が減るためです。
基本的に繰り上げ返済は、できるだけ早めにするとともに、こまめにおこなうことが大切となります。
各金融機関では、繰り上げ返済ができる最低金額を設定しているので、ある程度お金が貯まるのを待たずに返済するのがおすすめです。
3,000万円を借り入れた場合では、5年後の繰り上げ返済と15年後の繰り上げ返済を比較したとき、支払う利息の金額に51万円ほど差が出るケースもあります。
住宅ローンの繰り上げ返済をおこなう際の注意点
まず、住宅ローン控除を受けている方の場合は、年末ではなく、年明け後に繰り上げ返済したほうが有利になることが注意点です。
住宅ローン控除の金額は、年末時点でのローン残高で決まるため、住宅ローン控除を利用する際にはタイミングに気を付けましょう。
また、期間短縮型か返済額軽減型かのどちらを選ぶ際は、ライフステージによって選択することも注意点です。
子育てをしている場合などは、毎月の負担を減らせる返済額軽減型を選ぶと、生活に余裕が生まれます。
さらに、病気や失業といった事態に備えて、ある程度の生活資金を残したうえで繰り上げ返済をおこなうことも、注意点の1つです。
具体的には、半年から1年程度の生活資金を確保して、無理のない範囲で繰り上げ返済を考えてみてください。
まとめ
住宅ローンの繰り上げ返済とは、当初の返済計画よりも前倒しで返済をおこなうことです。
繰り上げ返済をおこなうと利息支払いが減ることから、早めにおこなうとその分だけ効果が大きくなります。
住宅ローン控除を受ける場合の繰り上げ返済タイミングや万が一の生活資金の確保など、繰り上げ返済の際の注意点もチェックしましょう。
所沢市で不動産売却をお考えならTKG合同会社へ。
不動産売却についてご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
TKG合同会社 メディア編集部
飯能市と埼玉県南部の不動産売却・買取のことならお困り物件買取.comにお任せください。飯能市とその周辺エリアでの不動産売却・買取の実績に自信があります。有益な情報をお伝えするためブログでは不動産情報のほか周辺地域の情報をご紹介します。