不動産の購入には、土地や建物以外にもさまざまな費用がかかってくることはご存じでしょうか。
これらの費用のことを考えておかないと、資金計画が狂う恐れがあります。
そこで今回は、中古住宅の購入にかかる各種費用の概要と支払い時期、中古住宅の購入にかかる費用込みでローンは組めるのかの可否について解説します。
中古住宅の購入にかかる費用とは?
住宅の購入には、物件の代金以外に「諸費用」といわれるさまざまなお金がかかります。
諸費用の種類は主に物件にかかる費用と、住宅ローンを利用する際にかかる費用に分かれます。
物件にかかる諸費用は印紙税、不動産取得税、登録免許税、固定資産税などの各種税金のほかに手付金、仲介手数料、司法書士費用などです。
住宅ローン関連の諸費用は、抵当権設定登記費用、印紙税、融資手数料、保証料、団体信用生命保険料、火災保険料などになります。
諸費用の目安は、トータルで物件価格の6〜9%です。
つまり2,000万円の物件にかかる諸費用は120万円〜180万円になります。
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中古住宅の購入にかかる諸費用はいつ支払う?
中古住宅の購入にかかる諸費用は、種類によって支払うタイミングが異なります。
最初に支払う諸費用は売買契約時に支払うもので、手付金、仲介手数料、売買契約書の印紙税です。
次に物件の引き渡しまでに支払う必要がある諸費用は、住宅ローンの契約書の印紙税、住宅ローンにかかる事務手数料、保証料、団体信用生命保険や火災保険の保険料、登録免許税、司法書士費用などです。
このほか、購入にあたって頭金がある場合は頭金の支払い、固定資産税と都市計画税の日割り分の精算分などもあります。
物件の引き渡し後に支払うのが不動産取得税で、数か月後に都道府県から送付される納税通知書で納付してください。
そのほか、中古物件をリフォームしてから入居するのであればリフォーム代金、引っ越しにかかる費用などもあります。
実際に住み始めたら、毎年固定資産税と都市計画税がかかってきます。
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中古住宅の購入にかかる費用はローンで支払い可能?
諸費用は現金で支払うのが理想ですが、金額が大きいためローンを利用したい方もいるでしょう。
諸費用を住宅ローンに含めて借り入れできるオーバーローンを利用すれば、諸費用を含めた借り入れも可能です。
また、諸費用分を別に借り入れる諸費用ローンを用意している金融機関もあり、どちらかの方法で諸費用をローンに組み込むことは可能です。
ただし、その分返済額が増えるので、借り入れの際は返済していけるのか、しっかりシミュレーションしたうえで利用しましょう。
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まとめ
中古住宅の購入には、物件の購入にかかる費用以外に多くの費用がかかります。
費用も含めたローンの利用も可能ですが、利用した場合、月々の返済の負担が多くなります。
ローンを利用する場合は、それを踏まえたうえで利用しましょう。
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