住宅ローンは、かならずしも希望した金額を借り入れられるわけではありません。
借り入れについては限度額が設けられており、借入上限を超えた金額の融資は受けられないので注意しましょう。
そこで今回は、住宅ローンの借入限度額の基準とは何かについて、借入上限を上げる方法や注意点も含め解説します。
マイホームの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
住宅ローンの借入限度額を決める基準とは
借入限度額を決定する基準は、まず年収です。
住宅ローンの借入時には返済能力が重視されるので、どのような会社に勤めていて、年収がどのくらいなのかがポイントとなります。
また、年収に占める住宅ローンの返済額の割合である返済負担率も、借入限度額の基準です。
返済負担率の基準は金融機関や年収によって変わるものの、およそ20~40%に設定されています。
そして、完済年齢も借入限度額を決める際の基準となります。
完済年齢とは、融資された住宅ローンを完済する年齢のことです。
多くの場合は、長い期間をかけて少しずつ返済を続けるので、完済するまでの年齢を考える必要があります。
そのため金融機関によっては、完済年齢は80歳までといった基準を設けるところもあります。
▼この記事も読まれています
建築基準法の「接面道路」とは?種類や規定を解説
住宅ローンの借入限度額の借入上限を上げる方法とは
住宅ローンの借入上限を上げるには、収入合算を利用する方法があります。
収入合算とは、借り入れる本人だけではなく、配偶者などの収入もあわせた金額を基準にして、借入限度額を算出する仕組みです。
収入が多いほど借入上限が上がるので、より高い金額を融資してもらえます。
また、借入期間を延ばすのもひとつの方法です。
返済期間が長いと年間の返済額が少なくなるため、借入上限が引き上げられます。
ほかには、ボーナス払いを設定する方法もあります。
ボーナス月の返済額を増やせば、その分借入上限の引き上げが可能です。
▼この記事も読まれています
私道持分なし物件になる理由とは?私道持分がない物件について解説
住宅ローンの借入限度額に関する注意点
住宅ローンの融資を受けるにあたって、維持費や税金などにも注意しなければなりません。
不動産の購入後には、メンテナンス費用や固定資産税といった維持費が継続的にかかります。
借入上限を引き上げられたとしても、毎月の返済額が増えれば負担も重くなるので、維持費とのバランスを見て検討するのが大切です。
また、ボーナス払いの設定はリスクがともなうので、注意しましょう。
会社の業績悪化や転職によってボーナスがなくなる可能性もあるため、ボーナスを前提として返済計画を立てるのはリスクがあります。
▼この記事も読まれています
土地活用としてコンビニ経営をするために知っておきたいポイント
まとめ
住宅ローンの借入限度額について解説しました。
住宅ローンの借入限度額は年収や年齢で決まり、収入合算や借入期間の延長などで借入上限の引き上げも可能です。
ただし、住宅を購入すると維持費がかかる、ボーナス払いはリスクがともなうといった注意点も理解しておきましょう。
所沢市で不動産売却をお考えならTKG合同会社へ。
不動産売却についてご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
TKG合同会社 メディア編集部
飯能市と埼玉県南部の不動産売却・買取のことならお困り物件買取.comにお任せください。飯能市とその周辺エリアでの不動産売却・買取の実績に自信があります。有益な情報をお伝えするためブログでは不動産情報のほか周辺地域の情報をご紹介します。