売却しようと思った不動産に、もしアスベストが含まれていたらどうしようと考える方も多いのではないでしょうか。
スムーズに不動産を売却したい方にとって、アスベストは悩ましい問題といえるでしょう。
そこで今回はアスベストとは何かをご紹介しつつ、アスベストが含まれている可能性があっても売却できるか解説します。
不動産の売却前に知っておきたいアスベストとは
アスベストとは繊維状の鉱物であり、見た目が綿に似ていることから「石綿」と呼ばれるケースもあります。
熱や腐食に強く防音性に優れており、さらに安い価格で入手できることから、かつては建築材料に用いられていました。
2005年にアスベストによる肺がんや中皮腫などの発症リスクが公表されると、危険性が広く周知され、2006年にはアスベストの使用が全面的に禁止されました。
そのため、2006年ごろまでに着工した不動産には、アスベストが含まれている可能性があるといえるでしょう。
▼この記事も読まれています
建築基準法の「接面道路」とは?種類や規定を解説
アスベストが含まれている可能性がある不動産でも売却できる?
アスベストが含まれている可能性をもつ不動産でも、売却は可能です。
ただし、アスベストが含まれているか定かではない状態で不動産を売却すると買い手が見つかりにくく、買い手が見つかっても工事費用の値下げ要求がある可能性もあり、問題点は少なくありません。
なお、売却前にアスベストの使用調査を実施する場合は、買い手にあらかじめ内容を説明する必要もあります。
アスベストの使用調査を実施せずに不動産を売却するのであれば、未調査の旨を説明しましょう。
▼この記事も読まれています
私道持分なし物件になる理由とは?私道持分がない物件について解説
不動産売却時に講じておきたいアスベスト対策
不動産を売却する際の対策としては、アスベストの使用調査をおこなうのが効果的です。
使用調査を実施し、アスベストが含まれていないことがわかれば、不動産を売却できる可能性が高まるでしょう。
不動産の売却前に使用調査の結果が判明している場合は、調査機関名と調査範囲、調査の実施年月日、アスベストの使用有無と使用範囲を買い手に説明しなければなりません。
集合住宅の場合は、管理組合などでアスベストの使用調査の実施履歴を確認しましょう。
また、不動産を売却した後にアスベストの使用事実が発覚すると、買い手から工事費用を請求される可能性も考えられます。
不動産の重要事項説明書にアスベストが含まれている、もしくは含まれている可能性を記載しておくと、後々のトラブル回避につながるため、不動産会社に依頼しておきましょう。
▼この記事も読まれています
土地活用としてコンビニ経営をするために知っておきたいポイント
まとめ
アスベストが含まれている可能性があっても不動産は売却できますが、トラブル対策に向けてアスベストの使用調査を実施しておくことをおすすめします。
アスベストに関する重要事項説明書への記載を、不動産会社に依頼することも忘れないようにしましょう。
所沢市で不動産売却をお考えならTKG合同会社へ。
不動産売却についてご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
TKG合同会社 メディア編集部
飯能市と埼玉県南部の不動産売却・買取のことならお困り物件買取.comにお任せください。飯能市とその周辺エリアでの不動産売却・買取の実績に自信があります。有益な情報をお伝えするためブログでは不動産情報のほか周辺地域の情報をご紹介します。