土地を売却するのであれば、売却価格を決める前に、価格の相場を調べる必要があります。
しかし、売却相場を調べる際はさまざまな事情を加味しておかないと、正確な値を出せません。
今回は、土地の売却相場の調べ方や、売却相場を調べる際の注意点についてご紹介します。
土地の売却相場の調べ方
土地がどれくらいの価格で売却できそうか、相場を知るための調べ方にはいくつかの種類が存在します。
国や都道府県が定めた地価公示価格を調べれば、公的な土地の資産評価について確認できるでしょう。
地価公示評価はインターネットでも調べられ、国土交通省地価公示・都道府県地価調査のページから、日本地図中の該当エリアを選択して検索します。
調査年も選択できますが、基本的には最新年のものだけで十分でしょう。
また、実勢価格を調べれば、実際に取引がおこなわれた同エリア内における、同様の条件である土地の売却価格を調べられます。
「不動産取引価格情報検索」から調べられ、エリアを絞るほど精度が高まるものの、取引件数が少ないとあまり参考になりません。
エリアを調節しながら、50件前後の事例を確認できるようにすると、より正確性が高まります。
さらに、納税通知書には、その土地の固定資産税評価額が記載されており、相場の調査が可能です。
固定資産税評価額は、地価公示価格の70%に定められているため、記載の価格を0.7で割ると良いでしょう。
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土地の売却相場を調べる際の注意点
土地の売却価格の相場を調べる際は、土地固有の条件が注意点となります。
それぞれの土地には、価格に影響を与えるプラスの条件とマイナスの条件を備えており、その多寡によって価格にどのような影響が出るかが異なるのです。
日当たりが良く、整形地に近いなどプラスの条件が多ければ高く、周囲の土地より狭すぎる、接道面積が狭いなどマイナスの条件が多ければ安くなります。
また、ほかの土地の事例を参考にする際に、売り出し価格を参考にしないよう注意が必要です。
売り出し価格は、あくまでも売主の方が「この価格で売りたい」などの希望をもとに決めている価格であり、売れる価格ではありません。
そのため、現在の売り出し価格よりも、過去の取引事例のほうが参考になります。
ほかにも、不動産査定をおこなう場合は担当者にすべて任せるのではなく、自分でもある程度ほかの方法で相場を把握しておくのがおすすめです。
すでに一度査定をしたことがあっても、相場が変動している可能性があるため、再度査定を受けたほうが良いでしょう。
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まとめ
土地の売却相場は、公的機関の調査や過去の取引事例、納税通知書などから調べられます。
ただし、実際の売却価格は土地固有の条件に左右されるため、必ず調べた価格で売却できるとは限りません。
過去に査定を受けていても、相場が変動する可能性があるため、売却を検討する都度査定を受けなおすことをおすすめします。
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