建売住宅と注文住宅の耐震性には、実は大きな差がないことをご存じでしょうか。
注文住宅の方が耐震性に優れていると思う方も少なくないですが、建売住宅でも現行の建築基準法に基づいて建てられているため、十分な耐震性を持っています。
本記事では、そんな建売住宅の耐震性や耐震等級について解説します。
建売住宅と注文住宅の耐震性に大きな差はない理由
冒頭でもご紹介したとおり、建売住宅と注文住宅の耐震性には、基本的に大きな違いはありません。
なぜなら、どちらも建築基準法に基づいた設計基準にしたがって建てられているためです。
この法律は、地震に対する最低限の安全性を確保するものであり、住宅の耐震性能を確保するために厳格な規定が設けられています。
そのため、価格の違いが耐震性に影響を与えることはなく、どちらも地震に強い構造を持っているのです。
また、建売住宅は大量生産されることでコストを抑えながらも、品質が担保されているため、耐震性においても注文住宅と遜色ありません。
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耐震等級1がどの程度の強さを有しているかについて
耐震等級は、建物の耐震性能を示す基準のことで、1から3までの等級があります。
最も一般的なのが耐震等級1で、これは震度6強から7の地震でも倒壊しないことを意味します。
ただし、「1回の大地震に耐えられる」ことを基準とした設計であるため、その後の余震や複数回の地震には注意が必要です。
一方、耐震等級2や3はさらに強度が高く、とくに耐震等級3は消防署や警察署と同じレベルの耐震性能を持っています。
耐震等級の高い住宅は、地震保険の割引や住宅ローンの優遇などのメリットもあります。
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建売住宅の耐震等級の調べ方について
建売住宅の耐震等級を確認するためには、住宅会社が発行する「建設住宅性能評価書」で確認することができます。
この書類には、耐震等級が記載されており、購入前に必ず確認するべき重要な情報です。
ただし、この書類は任意であり、必ずしもすべての住宅で作成されているわけではありません。
その場合は、住宅会社のホームページやモデルハウスでの説明を通じて確認することもできます。
さらに、外部の評価機関に依頼して、耐震診断をおこなうことも可能です。
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まとめ
建売住宅は、注文住宅と同じく建築基準法に基づいて設計されているため、耐震性に大きな違いはありません。
耐震等級1は一般的な住宅の基準ですが、耐震等級が高いほど安心感があります。
なお、耐震等級は「建設住宅性能評価書」で確認することができます。
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