不動産を所有している方は、毎年固定資産税を支払わなければいけません。
もし固定資産税を納付期限までに払えず滞納してしまった場合、どうなるのでしょうか。
今回は固定資産税を滞納した場合どうなるのか、また固定資産税を滞納している家を売却するための条件について解説します。
固定資産税を滞納するとどうなる？
固定資産税を払わずに滞納してしまうと、後に督促状が届き、それでも滞納が解消されなければ税務署によって家を差し押さえられます。
差し押さえられた不動産はその後公売にかけられ、自分の所有でなくなります。
最後には強制的に退去させられてしまうため、そうなる前に滞納していた税金を支払わなければなりません。
税金をすぐ払えない場合でも、まず税務署に相談し差し押さえを回避することが大切です。
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固定資産税を滞納している家を売却するための条件
固定資産税を滞納している不動産も条件を満たせば売却できますが、すでに税務署が差し押さえているかどうかで状況は大きく変わります。
差し押さえ前の不動産はそのままでも売却できますが、購入後すぐ差し押さえられるリスクがあるためなかなか買い手が現れません。
現実的には、まず滞納している固定資産税を支払ってから売りに出すことが条件となります。
固定資産税は税務署に相談すれば分割払いに応じてもらえるので、一括が難しい場合は分割払いにできないか相談してみましょう。
差し押さえ後の不動産を売却するには、税務署に相談し差し押さえの登記を解除してもらわなければなりません。
差し押さえの登記を解除すると、任意売却と呼ばれる方法を用いて不動産を売却し、その売却益で固定資産税を納められるようになります。
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固定資産税を滞納し払えない場合の不動産売却方法
固定資産税を払えない場合に不動産を売却する主な方法は、親族間売買か任意売却です。
親族間売買は親族に不動産を買い取ってもらう方法ですが、当然不動産を買ってくれる親族がいなければ成立しません。
任意売却は差押登記を解除し、債権者である金融機関の承諾を得て固定資産税の支払いやローンの残債が残る不動産を売却する方法です。
売却で得た利益は、固定資産税の支払いや残っているローンの支払いに充てられます。
任意売却の方法のなかには、売却後に買い取ってくれた業者から家を賃貸する「リースバック」があります。
売却してからも賃貸物件に住む形で同じ家に住み続けられ、転居にかかる費用を節約できるのがメリットです。
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まとめ
固定資産税を滞納している状態が続くと差し押さえや公売といった手続きを進められてしまうため、早めに税務署に相談することが大切です。
手元の資金で支払いが困難な場合でも、差し押さえられる前であれば不動産を売却し、その売却益で固定資産税を納められます。
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