任意売却といえば、一般的には住宅ローンを滞納してしまい、必要に迫られておこなうものです。
そこで「住宅ローンの滞納無しでも任意売却は可能なのか」と疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな疑問にお答えし、金融機関の同意を得るのが難しい理由や、滞納無しで任意売却をするメリットについて解説します。
住宅ローンの滞納無しでも任意売却はできるのか
結論として、住宅ローンが滞納無しの状態だとしても任意売却は可能です。
ただし任意売却ができる条件は、金融機関による同意が得られる場合のみです。
失業により収入が絶たれた場合や、転職などの事情により収入が減った場合など、金融機関から「住宅ローンの支払いが難しい」と判断された場合は、任意売却ができる可能性があります。
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住宅ローンの滞納無しでは金融機関の同意を得るのが難しい理由
任意売却をするためには金融機関の同意が必要ですが、住宅ローンが滞納無しの状態では、金融機関の同意を簡単には得られません。
その理由は、金融機関が今後回収できる見込みのある金利による収入を失ってしまうためです。
住宅ローンの契約を継続すると、金融機関は住宅に抵当権をつけられますが、任意売却を認めると担保なしで残債のみが発生してしまうため、これも金融機関にとってのリスクとなります。
これらの理由により任意売却が認められない場合は、あえて住宅ローンの返済をせずに滞納すると良いでしょう。
滞納が発生すると、金融機関は「期限の利益の損失」により契約を打ち切らざるを得なくなり、任意売却が認められます。
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住宅ローンを滞納する前に任意売却をするメリット
住宅ローンが滞納無しの状態で任意売却をはじめると、金融機関や不動産会社に相談する時間をたっぷりと設けられます。
目安として3か月以上にわたり住宅ローンを滞納すると、信用情報機関に事故情報が掲載されますが、滞納無しで任意売却すればいわゆる「ブラックリスト入り」を避けられることもメリットです。
時間的な余裕を持って売却に臨むことにより、競売を回避しやすいこともメリットとなり、金銭的にも精神的にも余裕を持って住宅ローンと向き合えます。
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まとめ
金融機関による同意を得られた場合に限りますが、住宅ローンの滞納無しでも任意売却は可能です。
ただし、金利による収益を得られなくなるなどの理由により、金融機関が任意売却を認めない場合があります。
滞納前に任意売却をするメリットは、時間的な余裕を得られるため、いわゆるブラックリスト入りや競売を回避しやすいことです。
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